chocolateのつぶやきすぎ日記

ほぼジェジュン溺愛/日記

声の記憶

 先日 知り合いのかたが自ら命を絶たれました。
しょっちゅう会うようなお付き合いではありませんでしたが
私が東京からこの田舎町に引っ越してきた時に
唯一 「よく来たなーよく決心できたなぁー」と
とっても心配してくれた3つ年上の人でした。
ご本人が若い時に東京のど真ん中に暮らしていたこともあるので
その違いをよーーくわかっていたからだったんでしょうね
東京の端っこの田舎者の私なんかより ずっと都会の人だったんですけどね
ご自分の畑になった季節の果物(さくらんぼ 桃 ラフランスなどなど)をいつも届けてくれてました。
昨年 「もう来年は作らないから これが最後だなぁ〜」 なんて笑ってたのが
つい最近のことのようです。昨今 近所のさくらんぼの畑もどんどん縮小していく中、特にその言葉は気にもしてなかったけれど、まさかこのようなことになるとは 思いもしませんでした。
めったに会わない人だったので 亡くなったという実感がありません。今も頭の中に彼の声が聞こえてます。



 一ヶ月ほど前に ご近所で病気で亡くなられたかたは 私より一つ年下でしたけど
引越して来たばかりの頃 近くの神社の境内のお掃除があり 戸惑っている私に声をかけてきてくれた人でした。田舎の人はシャイなので、新参者に声をかけてくれる人って珍しいんですよ。 そんな彼女の声も 未だに頭の中で聞こえてます。



 数年前に 亡くなった3つ年上の 会社の先輩、10年以上会ってなかったのですが とっても美しいかたで その細い長い指でタバコを吸いながら原稿の校正をしている姿は格好良かったなぁ〜 彼女の声も今も鮮明に頭の中に響きます。



 自分の父も50代で病気で亡くなってますし、自分と年齢の近い人が亡くなる度に 死はいつ訪れてもおかしくないものだと思い知らされます。生きることを楽しまないといけないなと つくづく思います。
 頭の中の声の記憶は 実にリアルだけど 私にしか聞こえないものよね 不思議な記憶。



ご冥福をお祈りいたします。